平成24年度千葉県市長会産業部会
本市長会は8月6日、千葉県自治会館において、「世界の客船事情と日本での客船受け入れについて」をテーマに産業部会(部会長:野平匡邦 銚子市長)を開催しました。
観光は、国のみならず地方自治体にとっても成長戦略の柱の一つであるとともに、東日本大震災からの復興にも大きく貢献するものであります。
県内においては、外国のクルーズ船の寄港等に直接関係する市町村は限られておりますが、一方で、超党派の市会議員で構成される議員連盟の結成や、多目的観光桟橋の供用開始など、クルーズ船の寄港・就航に向けた環境が整備されつつあります。
こうした状況を踏まえ、当部会には、所属部会の市長は勿論のこと他部会所属の市長をはじめ、関係部課長等にも出席を願うとともに、さらに県商工労働部観光企画課をはじめ、観光誘致促進課、経済政策課及び県土整備部港湾課の職員の出席を得て、当日は24名が出席しました。
会議は、野平部会長の挨拶の後、クルーズ船に関するDVDを観賞し、その後、アーバンクルーズ株式会社代表取締役 田中三郎氏より講演を聴取しました。
田中氏からは、クルーズ船の現状と今後の動向をはじめ、クルーズ船寄港の経済効果、広域連携等による本県へのクルーズ船誘致策等について、これまで全く知らなかった情報や新しい着眼点等、豊富かつ貴重な情報の提供がなされました。
また、その後の意見交換では、野平部会長の進行のもと、活発な意見交換が行われました。出席者より、クルーズ船の価格差の問題、本県へのクルーズ船寄港の可能性と誘致策、クルーズ船を活用した観光振興策等、積極的かつ具体的な質問が出され、新たな動きに発展する機運が見受けられるほど、充実した会議となりました。